2018年09月07日
北海道キャンプ旅行③~摩周・屈斜路湖、釧路川カヤック
このたびは、北海道の地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
下の拙文を書いたのは、地震の数時間前の深夜。
大まかな所は終わっていて、明朝に仕上げてアップしようと思って起きたところに、まさかのニュース。
つい先日に最高の思い出をくれた北海道だけに、ショックでした。
1日も早い復興を願っています。
8月20日、北海道3日目。
この日はカヤックを始めとした、自然観光の1日。
北海道に来る前から
「頼むからこの日だけは晴れてくれっ」!
と願い続けた思いが天に通じたか、朝から見事な快晴。
神様に感謝です って大袈裟か。

実に北海道らしいドライブが続きます。
緑と青空、ほとんど車が通らない一本道。
北海道の道路事情は色々と聞いていて、眠くならないか心配してたけど、旅行中はずっと高揚してましたよ。
これっぽっちも退屈しなかったな。

一時間程で摩周湖に到着。
霧の摩周湖じゃなくて、ド快晴の摩周湖。
山々が鏡のように湖面に写り、まー美しい。
家族でしばらく見とれてしまいました。
陸地は崖で切り立っていて、人を寄せ付けない雰囲気。
展望台で上から眺めるしかないため、人の手が入っていない、孤高の姿を見ることができます。
北海道の湖は本当に色んな姿を見せてくれますね。
展望台の下はお土産屋さん。
ブルーの摩周湖アイスも食べました。
お味は極々普通かな。
摩周湖から20分程で、硫黄山に到着。

この日はそれでなくても暑かったのに、ここは灼熱でした。
昨日の朝のオンネトーは寒くてダウン来てたのにね。
硫黄で黄色に染まった岩山、蒸気や沸騰する泡など間近で見ることができます。
改めて北海道って火山で出来てる島なんだな、と思わせる所です。
暑さと硫黄臭さに、子供と妻はややグロッギーですが、頑張って午前中の最後の観光に行こう。
だって、午後のカヤックの時間決まっちゃってるんだもん。

美空ひばりの歌でも有名な美幌峠。
これから泊まる屈斜路湖の全景が眼下に広がります。
もっと長くこの絶景を堪能したいところですが、やっぱりカヤックの時間が気になっちゃう。
何でも見たがり、やりたがりのパパでゴメンね(^^;
美幌峠から20分。
まずは本日のキャンプ場にチェックイン。
宿泊地は和琴半島湖畔キャンプ場。
名前の通り、屈斜路湖に出べその様に出っ張った和琴半島付け根の湖畔に面したキャンプ場です。
屈斜路湖畔といえばもうひとつ有名な、地面を掘ると温泉が涌き出る、砂湯キャンプ場という所もありますが、今回はカヤックのツアー会社が至近距離という理由で、こちらの和琴半島を選んでみました。

全て屈斜路湖ビューのフリーサイト。
ピーク時は、あまりの人気に難民キャンプと化すことでも有名ですが、お盆から一週遅れの今日は混んではいますが、それほどではありません。
車は横付け不可で、入口前の駐車場へ。
当然、入口近くのサイトから埋まっていき、離れた場所に設営するとなると、ちょっと大変です。
なので大八車が入口に置いてあります。
設備はトイレが汲み取り式だったり、全体的に古いのですが

この景色を前にすれば、どーでもいいことです。
宿泊費1600円。
もはや帰ってから、関東のキャンプ場に泊まれなくなりそうで怖いよー。
ちょうどサイトからカヤックで漕いで出発している家族の姿も見える。
くぅ〜 羨ましいなー。
いや、これからツアーに参加するんだけどさ。
やっぱり自分のカヤック欲しくなっちゃうよ。
というわけで、あまりキャンプ場でノンビリする暇もなく、指定された12時45分にカヤックのツアー会社へ。
カヤックやるか散々迷って直前に決めたので、この時間しか空いてないということなんです。
というのも結構な料金だし、カヤックなんて天気次第で全然印象変わっちゃうだろうし、どうしようかなーと思っていたんですよ。
でもやっぱり釧路川まで来てカヤックやらないのは悔しすぎるだろーっ、と勢いで申し込んでみました。
なんで、冒頭で言ったように、今日だけは何としても晴れてほしかったという訳なんです。
良かった良かった。
参加したのは、釧路ecoツアーズさん。
数あるカヤック会社の中でここにしたのは、子供料金半額と良心的な値段設定だったから。
色んなホームページ見たけど、案外ないんだよね。

出発は屈斜路湖から。
写真のように二つの船体がくっついた、ツインカヤックで、後ろにガイドが同乗して行きます。
二人ずつ別れて乗るよりは、家族皆でワイワイと楽しめるので、これで良かったです。
さー いよいよ3時間の川下りの開始です

頑張って漕いでいる感じなんですが
「川なんで流れに乗ってどんどん進んで行くので、皆さん途中であまり漕がなくなりますよ」
とガイドの言う通り。
でも眺めているだけでも気持ちいいー。
あちこちに川を覆うように倒木があって、驚かされますが、川は1日として同じ表情はないそうです。
川の流れで、倒木がお辞儀をするように動き続けている不思議な光景が見られ、本当にディズニーランドのアトラクションにいるようです。
ガイドは巧みなパドル捌きで、倒木の間を縫うように進んで行きます。
その度に身をかがめたりと、ちょっとしたアトラクション気分。
こりゃ、中途半端な技術でここでカヤックなんてやろうもんなら、えらい目に合いそうだと思ったら
「よく、木に引っ掛かって動けなくなっている人とかいますよ」
だろうねー。
別に規制があるわけではないので、誰でもカヤックはできるそうですが、自己責任ということですね。

ここは魚のポイントですよー
と案内があれば、すぐに水中メガネで覗きこむ。
川の中にはたくさんの魚やエビ、木々には野鳥。
生命の宝庫の中をスイスイと進んで行きます。
ガイドさんは、さすがに知識豊富。
興味深い話をわかりやすく教えてくれ、相乗効果でよりカヤックが楽しくなる感じです。

ツアーの最後は、ちょっとした急流。
結構水がかかるのでポンチョを貸してくれますが、子供はキャッキャッ言って喜んでいました。
あっという間の3時間。
最高の天気で最高の思い出がつくれました。
やっぱりやって良かったな。
改めてカヤック欲しいよー。
カヤックの後も、もうひとつ観光が残っています。
いやー、今日は盛りだくさんだなー。
清里町のさくらの滝。
「夏に道東に行くなら絶対に行け」
と友人に言われていた所です。
夏の一時期、サクラマスの滝超えの遡上が見られる小さな滝です。
車で屈斜路湖から40分。
辺鄙な所でナビでも最後は場所がポイント出来ませんが、近場に来るとさくらの滝の看板が出てくるので、迷うことはないと思います。
どのブログや案内を見ても、遡上は6月下旬から8月上旬と書いてあるので、もう厳しいかなと思いながら訪れましたが・・・

写真じゃ全然伝わらない!
真ん中の染みみたいのがサクラマスです。
次から次へと滝に向かってジャンプ。
多いときは5、6匹いっぺんに。
圧巻の光景です。
しかし、どのサクラマスも滝の半分くらいまでが精いっぱいで、みんな叩き落とされている感じ。
思わず、頑張れーっ! と声を出したくなります。
これだけのジャンプは世界的に見てもほとんど例がないそうですが、これほど生命感に溢れた観光地も、あまりないと思います。
何故かガイドブックで紹介されることが少ないようですが、確かにここは絶対行った方がいい所ですね。
教えてくれた友人に感謝。
薄暗くなってからキャンプ場に戻ってきました。

お風呂はキャンプ場の端に無料の天然温泉がありますが、簡素な脱衣場があるだけであとは仕切りもなく完全にオープン。
さすがにここに入る勇気はなかったけど、朝に行ってみたら地元っぽいオジサンオバサンが楽しそうに浸かっていて、微笑ましかったな。
お風呂はキャンプ場に併設されている湖心荘で。
ここは宿も温泉も、もはや昭和感を超えて大正感。
シャワーのない有料温泉は初めてでしたが、ある意味雰囲気を楽しみました。
夜は湖畔で焚き火を楽しんで・・といきたいところでしたが、さすがに疲労困憊。
すぐに車の中で就寝。
でも最高に心地良い疲れだったな。
明日はいよいよ世界遺産、知床ですというところで、続きます。
下の拙文を書いたのは、地震の数時間前の深夜。
大まかな所は終わっていて、明朝に仕上げてアップしようと思って起きたところに、まさかのニュース。
つい先日に最高の思い出をくれた北海道だけに、ショックでした。
1日も早い復興を願っています。
8月20日、北海道3日目。
この日はカヤックを始めとした、自然観光の1日。
北海道に来る前から
「頼むからこの日だけは晴れてくれっ」!
と願い続けた思いが天に通じたか、朝から見事な快晴。
神様に感謝です って大袈裟か。

実に北海道らしいドライブが続きます。
緑と青空、ほとんど車が通らない一本道。
北海道の道路事情は色々と聞いていて、眠くならないか心配してたけど、旅行中はずっと高揚してましたよ。
これっぽっちも退屈しなかったな。

一時間程で摩周湖に到着。
霧の摩周湖じゃなくて、ド快晴の摩周湖。
山々が鏡のように湖面に写り、まー美しい。
家族でしばらく見とれてしまいました。
陸地は崖で切り立っていて、人を寄せ付けない雰囲気。
展望台で上から眺めるしかないため、人の手が入っていない、孤高の姿を見ることができます。
北海道の湖は本当に色んな姿を見せてくれますね。
展望台の下はお土産屋さん。
ブルーの摩周湖アイスも食べました。
お味は極々普通かな。
摩周湖から20分程で、硫黄山に到着。

この日はそれでなくても暑かったのに、ここは灼熱でした。
昨日の朝のオンネトーは寒くてダウン来てたのにね。
硫黄で黄色に染まった岩山、蒸気や沸騰する泡など間近で見ることができます。
改めて北海道って火山で出来てる島なんだな、と思わせる所です。
暑さと硫黄臭さに、子供と妻はややグロッギーですが、頑張って午前中の最後の観光に行こう。
だって、午後のカヤックの時間決まっちゃってるんだもん。

美空ひばりの歌でも有名な美幌峠。
これから泊まる屈斜路湖の全景が眼下に広がります。
もっと長くこの絶景を堪能したいところですが、やっぱりカヤックの時間が気になっちゃう。
何でも見たがり、やりたがりのパパでゴメンね(^^;
美幌峠から20分。
まずは本日のキャンプ場にチェックイン。
宿泊地は和琴半島湖畔キャンプ場。
名前の通り、屈斜路湖に出べその様に出っ張った和琴半島付け根の湖畔に面したキャンプ場です。
屈斜路湖畔といえばもうひとつ有名な、地面を掘ると温泉が涌き出る、砂湯キャンプ場という所もありますが、今回はカヤックのツアー会社が至近距離という理由で、こちらの和琴半島を選んでみました。

全て屈斜路湖ビューのフリーサイト。
ピーク時は、あまりの人気に難民キャンプと化すことでも有名ですが、お盆から一週遅れの今日は混んではいますが、それほどではありません。
車は横付け不可で、入口前の駐車場へ。
当然、入口近くのサイトから埋まっていき、離れた場所に設営するとなると、ちょっと大変です。
なので大八車が入口に置いてあります。
設備はトイレが汲み取り式だったり、全体的に古いのですが

この景色を前にすれば、どーでもいいことです。
宿泊費1600円。
もはや帰ってから、関東のキャンプ場に泊まれなくなりそうで怖いよー。
ちょうどサイトからカヤックで漕いで出発している家族の姿も見える。
くぅ〜 羨ましいなー。
いや、これからツアーに参加するんだけどさ。
やっぱり自分のカヤック欲しくなっちゃうよ。
というわけで、あまりキャンプ場でノンビリする暇もなく、指定された12時45分にカヤックのツアー会社へ。
カヤックやるか散々迷って直前に決めたので、この時間しか空いてないということなんです。
というのも結構な料金だし、カヤックなんて天気次第で全然印象変わっちゃうだろうし、どうしようかなーと思っていたんですよ。
でもやっぱり釧路川まで来てカヤックやらないのは悔しすぎるだろーっ、と勢いで申し込んでみました。
なんで、冒頭で言ったように、今日だけは何としても晴れてほしかったという訳なんです。
良かった良かった。
参加したのは、釧路ecoツアーズさん。
数あるカヤック会社の中でここにしたのは、子供料金半額と良心的な値段設定だったから。
色んなホームページ見たけど、案外ないんだよね。

出発は屈斜路湖から。
写真のように二つの船体がくっついた、ツインカヤックで、後ろにガイドが同乗して行きます。
二人ずつ別れて乗るよりは、家族皆でワイワイと楽しめるので、これで良かったです。
さー いよいよ3時間の川下りの開始です

頑張って漕いでいる感じなんですが
「川なんで流れに乗ってどんどん進んで行くので、皆さん途中であまり漕がなくなりますよ」
とガイドの言う通り。
でも眺めているだけでも気持ちいいー。
あちこちに川を覆うように倒木があって、驚かされますが、川は1日として同じ表情はないそうです。
川の流れで、倒木がお辞儀をするように動き続けている不思議な光景が見られ、本当にディズニーランドのアトラクションにいるようです。
ガイドは巧みなパドル捌きで、倒木の間を縫うように進んで行きます。
その度に身をかがめたりと、ちょっとしたアトラクション気分。
こりゃ、中途半端な技術でここでカヤックなんてやろうもんなら、えらい目に合いそうだと思ったら
「よく、木に引っ掛かって動けなくなっている人とかいますよ」
だろうねー。
別に規制があるわけではないので、誰でもカヤックはできるそうですが、自己責任ということですね。

ここは魚のポイントですよー
と案内があれば、すぐに水中メガネで覗きこむ。
川の中にはたくさんの魚やエビ、木々には野鳥。
生命の宝庫の中をスイスイと進んで行きます。
ガイドさんは、さすがに知識豊富。
興味深い話をわかりやすく教えてくれ、相乗効果でよりカヤックが楽しくなる感じです。

ツアーの最後は、ちょっとした急流。
結構水がかかるのでポンチョを貸してくれますが、子供はキャッキャッ言って喜んでいました。
あっという間の3時間。
最高の天気で最高の思い出がつくれました。
やっぱりやって良かったな。
改めてカヤック欲しいよー。
カヤックの後も、もうひとつ観光が残っています。
いやー、今日は盛りだくさんだなー。
清里町のさくらの滝。
「夏に道東に行くなら絶対に行け」
と友人に言われていた所です。
夏の一時期、サクラマスの滝超えの遡上が見られる小さな滝です。
車で屈斜路湖から40分。
辺鄙な所でナビでも最後は場所がポイント出来ませんが、近場に来るとさくらの滝の看板が出てくるので、迷うことはないと思います。
どのブログや案内を見ても、遡上は6月下旬から8月上旬と書いてあるので、もう厳しいかなと思いながら訪れましたが・・・

写真じゃ全然伝わらない!
真ん中の染みみたいのがサクラマスです。
次から次へと滝に向かってジャンプ。
多いときは5、6匹いっぺんに。
圧巻の光景です。
しかし、どのサクラマスも滝の半分くらいまでが精いっぱいで、みんな叩き落とされている感じ。
思わず、頑張れーっ! と声を出したくなります。
これだけのジャンプは世界的に見てもほとんど例がないそうですが、これほど生命感に溢れた観光地も、あまりないと思います。
何故かガイドブックで紹介されることが少ないようですが、確かにここは絶対行った方がいい所ですね。
教えてくれた友人に感謝。
薄暗くなってからキャンプ場に戻ってきました。

お風呂はキャンプ場の端に無料の天然温泉がありますが、簡素な脱衣場があるだけであとは仕切りもなく完全にオープン。
さすがにここに入る勇気はなかったけど、朝に行ってみたら地元っぽいオジサンオバサンが楽しそうに浸かっていて、微笑ましかったな。
お風呂はキャンプ場に併設されている湖心荘で。
ここは宿も温泉も、もはや昭和感を超えて大正感。
シャワーのない有料温泉は初めてでしたが、ある意味雰囲気を楽しみました。
夜は湖畔で焚き火を楽しんで・・といきたいところでしたが、さすがに疲労困憊。
すぐに車の中で就寝。
でも最高に心地良い疲れだったな。
明日はいよいよ世界遺産、知床ですというところで、続きます。