2018年10月05日
北海道キャンプ旅行④~世界遺産、知床へ
ご無沙汰しました。
この旅行記も③を書いたところで起こってしまった、北海道胆振東部地震。
その後のニュースを見るにつれ、どうしても続きを書く気力が湧かず、1ヶ月も放置してしまいました。
風評被害もあり、観光業も大打撃を受けているとのこと。
地震のつい二週間前まで大満喫してた私にとっても、どうにもやるせない気持ちになります。
これからさらに冬の厳しい季節を迎えることになる北海道。
1日も早い完全復活を祈らずにはいられません。
そして少しでも多くの人が、北海道の素晴らしさに触れることを願います。
というわけで、私の駄文などは何の足しにもなるわけないのですが、エールを送るつもりでもう少しこの旅行記を進めてみます。
良ければお付き合いくださいませ。
8/21 いよいよ世界遺産、知床に向けて出発です。
この日は雨こそないものの、厚い雲に覆われたあいにくの空模様。
でも、出発前から晴天を祈り続けた昨日のカヤック日が快晴だったこともあり、そりゃこんな日だってあるさ、まーしょうがないと納得できました。
まず最初に到着したのが

開陽台
地球が丸い事を実感できる、360度の地平線の景観が自慢の展望台です。
確かに素晴らしいですが、晴天であればもっと絶景でしょうね。ちょっと残念。
無料の望遠鏡があったりして良心的。
遠くの牧場の牛が覗けたりして、子供達は大喜びでずっと眺めています。
おっ すぐ下にキャンプ場がある!
こんな開放的な所でキャンプしたら、もう最高でしょうねー。
新月の夜なんか、もうシャレにならないくらいの星空になりそうです。
く〜 泊まりたいよー。
後で調べてみたら、ライダーさん御用達の所らしい。
でも車も停める場所あったしなー。
いずれにしても、再訪する時は晴れた日に絶対ここで泊まろう。

展望台の下はキレイなカフェが併設されています。
ここで食べたのが、写真のはちみつソフト。
大げさではなく、これは人生で食べたソフトクリーム史上、最高だったかも。
甘さ、濃厚さ、コク、旨み、どう表現すればいいかわからないけど、全てが調和してるといいますか。
450円は食べる前は高いなーと思ってましたが、食べた後は安いとすら思えました。
開陽台に行った折りには、ぜひご賞味することをオススメします。
10分位で終わるつもりだった開陽台に、気がつけば一時間以上も滞在。
でも、楽しかったな。

開陽台の横は、ガイドブックにもよく出ている有名なミルクロード。
でも、似たような道を散々走ってきたので、それほどの感動もなし。
すっかり麻痺してきましたねー(;_;)。
北上すること1時間、いよいよオホーツク海と国後島が見えてきました。
あれは日本の島なんだぞ
と力説しても、子供達は
ふ〜ん
てなもんです。
ちょっと早すぎたかな(-_-)。
道の駅、らうすに到着。

らうすといえば、やっぱり昆布。
当然、大量に売ってます。
ここは土産だけでなく、鮮魚も豊富に取り揃えてあるので、夕食もゲット。
この後で行ったウトロの道の駅も大きいのですが、鮮魚はあまりなかったので、ここで買っておいて正解でした。

知床横断道路を通ってウトロに向かいます。
途中のビューポイントで下車。
北方領土 わが国固有の領土です
その通り。
ウトロに到着。
まずは、今日のキャンプ場にチェックイン。

知床野営場
宿泊費は1000円です。
国営とはいえもう驚きません。
全てフリーサイト。
シンプルですが、落ち着いた雰囲気。
すぐそばの高台に立派なホテルがあり、見下ろされる感がちよっと気にくわないところですが(^^;
知床に来たら自然の中で泊まる方が良いに決まってるさ、と都合よく解釈します。
あまりノンビリする暇もなく、昼食と観光へ。

昼食は、かに乃家さんにて
北海道に来たからには、一度はウニ丼と思っていたのですが、8月も後半になると売り切れが多くなってくるようですね。
ウニとサーモンのハーフ丼でしたが、美味しくいただきました。
昼食の後は郊外にある知床自然センターへ。
ここからは、知床五湖、カムイワッカ湯の滝に行くシャトルバスが出ています。
まずは40分ほどかけて、一番奥に位置する終点のカムイワッカ湯の滝へ。

車窓からは鹿さんの群れも眺められます。
バスを降りてから滝まで10分ほど歩きます。

それほど急流でもないし、酸性のためか苔などもあまりなく滑りやすくはないので、小さな子供でもクロックスで行けないことはありません。
落石注意のため、10分も上がれば立ち入り禁止の終点になります。
湯の滝の名前通り、生暖かい滝を歩いて登るという不思議な体験。
他では出来ない知床ならではのアクティビティ、行く価値ありだと思います。
再びシャトルバスに乗って、知床五湖へ。

散策コースは地上遊歩道と高架木道に分かれています。
今回は時間もなかったので、高架木道で30分程。
高台だし、足場がしっかりしているので気持ち良いハイキングでした。
夕方にキャンプ場に帰着。

キャンプ場から歩いて5分のところに日帰り温泉、夕陽台の湯があります。
暖まった後は、夕食の準備。
知床でBBQと焚き火やるのって夢だったんです。
キャンプ場は野営場という通り、余計な明かりもなくシンプルな自然の中。
野性の鹿さんが普通に、その辺うろついているし。
知床でキャンプしてるんだって感じさせてくれる、本当に良い雰囲気。
負けおしみじゃなくて、高級ホテルより僕はこっちだなー。
明日は早朝から知床クルーズ。
ぐっすり寝るとしましょう。
翌日、ザーっという嫌な音で目が覚める。
とうとう降られちゃいました。
ま、しょうがない。かったるい雨撤収を終え、クルーズ会社へ。
出航するか不安でしたが、出ますとのこと。
ただし、海の状態もあまり良くないので、天候次第では途中帰港もありえるとの説明。
そーなったらそれは仕方ない。
ちょうど雨も止んできたし、行けるとこまで行ってみましょう。

今回、お世話になったのは
知床観光船クルーザー ドルフィン。
知床半島クルーズは、ここのように50人乗り位の小型クルーザーと数百人が乗れる大型船があります。
小型船の良いところは何といっても、岸壁そばまで接近出来ること。
さらに二階はオープンデッキになっているので、開放感が違います。
反対に短所は揺れやすくなるため船酔いしやすい、料金が高いということでしょう。
私達にとっては生涯一度かもしれない知床観光。
迷うことなく、小型クルーザーを選びましたよ。
夏のシーズンは事前予約が必須です。

朝のうちに酔い止めを飲んで出航。
何とか雨も小康状態です。
さすがの小型船、荒々しい岸壁ギリギリに沿ってのクルーズは圧倒されます。
昨日歩いたカムイワッカ湯の滝も見える。
快晴ならもちろん良いんだろうけど、この薄暗い陽気だと不気味な迫力があり、これはこれでアリかな。
船はルシャ湾へ。
ここはヒグマがよく見られる所ですのアナウンスに、皆必死に熊探し。
しかし、どの浜辺を見ても熊さんは皆無。
何とか一匹くらい会えないかな、と思っていたのですが、ここで大雨に。
すみませんがこれで戻ります、の無念のアナウンス。
こればかりは、自然が相手だからどうにも出来ません。
またいつか知床に来訪する理由ができたと、前向きにとらえることにします。
30分程早い帰港になりましたが、ちゃんと差額代の返金もありました。
帰って来た直後に晴れ出してきた。
何だよ チキショー(T_T)
でも、昨日今日と充分に知床を堪能できました。
次は網走での連泊に続きます。
この旅行記も③を書いたところで起こってしまった、北海道胆振東部地震。
その後のニュースを見るにつれ、どうしても続きを書く気力が湧かず、1ヶ月も放置してしまいました。
風評被害もあり、観光業も大打撃を受けているとのこと。
地震のつい二週間前まで大満喫してた私にとっても、どうにもやるせない気持ちになります。
これからさらに冬の厳しい季節を迎えることになる北海道。
1日も早い完全復活を祈らずにはいられません。
そして少しでも多くの人が、北海道の素晴らしさに触れることを願います。
というわけで、私の駄文などは何の足しにもなるわけないのですが、エールを送るつもりでもう少しこの旅行記を進めてみます。
良ければお付き合いくださいませ。
8/21 いよいよ世界遺産、知床に向けて出発です。
この日は雨こそないものの、厚い雲に覆われたあいにくの空模様。
でも、出発前から晴天を祈り続けた昨日のカヤック日が快晴だったこともあり、そりゃこんな日だってあるさ、まーしょうがないと納得できました。
まず最初に到着したのが

開陽台
地球が丸い事を実感できる、360度の地平線の景観が自慢の展望台です。
確かに素晴らしいですが、晴天であればもっと絶景でしょうね。ちょっと残念。
無料の望遠鏡があったりして良心的。
遠くの牧場の牛が覗けたりして、子供達は大喜びでずっと眺めています。
おっ すぐ下にキャンプ場がある!
こんな開放的な所でキャンプしたら、もう最高でしょうねー。
新月の夜なんか、もうシャレにならないくらいの星空になりそうです。
く〜 泊まりたいよー。
後で調べてみたら、ライダーさん御用達の所らしい。
でも車も停める場所あったしなー。
いずれにしても、再訪する時は晴れた日に絶対ここで泊まろう。

展望台の下はキレイなカフェが併設されています。
ここで食べたのが、写真のはちみつソフト。
大げさではなく、これは人生で食べたソフトクリーム史上、最高だったかも。
甘さ、濃厚さ、コク、旨み、どう表現すればいいかわからないけど、全てが調和してるといいますか。
450円は食べる前は高いなーと思ってましたが、食べた後は安いとすら思えました。
開陽台に行った折りには、ぜひご賞味することをオススメします。
10分位で終わるつもりだった開陽台に、気がつけば一時間以上も滞在。
でも、楽しかったな。

開陽台の横は、ガイドブックにもよく出ている有名なミルクロード。
でも、似たような道を散々走ってきたので、それほどの感動もなし。
すっかり麻痺してきましたねー(;_;)。
北上すること1時間、いよいよオホーツク海と国後島が見えてきました。
あれは日本の島なんだぞ
と力説しても、子供達は
ふ〜ん
てなもんです。
ちょっと早すぎたかな(-_-)。
道の駅、らうすに到着。

らうすといえば、やっぱり昆布。
当然、大量に売ってます。
ここは土産だけでなく、鮮魚も豊富に取り揃えてあるので、夕食もゲット。
この後で行ったウトロの道の駅も大きいのですが、鮮魚はあまりなかったので、ここで買っておいて正解でした。

知床横断道路を通ってウトロに向かいます。
途中のビューポイントで下車。
北方領土 わが国固有の領土です
その通り。
ウトロに到着。
まずは、今日のキャンプ場にチェックイン。

知床野営場
宿泊費は1000円です。
国営とはいえもう驚きません。
全てフリーサイト。
シンプルですが、落ち着いた雰囲気。
すぐそばの高台に立派なホテルがあり、見下ろされる感がちよっと気にくわないところですが(^^;
知床に来たら自然の中で泊まる方が良いに決まってるさ、と都合よく解釈します。
あまりノンビリする暇もなく、昼食と観光へ。

昼食は、かに乃家さんにて
北海道に来たからには、一度はウニ丼と思っていたのですが、8月も後半になると売り切れが多くなってくるようですね。
ウニとサーモンのハーフ丼でしたが、美味しくいただきました。
昼食の後は郊外にある知床自然センターへ。
ここからは、知床五湖、カムイワッカ湯の滝に行くシャトルバスが出ています。
まずは40分ほどかけて、一番奥に位置する終点のカムイワッカ湯の滝へ。

車窓からは鹿さんの群れも眺められます。
バスを降りてから滝まで10分ほど歩きます。

それほど急流でもないし、酸性のためか苔などもあまりなく滑りやすくはないので、小さな子供でもクロックスで行けないことはありません。
落石注意のため、10分も上がれば立ち入り禁止の終点になります。
湯の滝の名前通り、生暖かい滝を歩いて登るという不思議な体験。
他では出来ない知床ならではのアクティビティ、行く価値ありだと思います。
再びシャトルバスに乗って、知床五湖へ。

散策コースは地上遊歩道と高架木道に分かれています。
今回は時間もなかったので、高架木道で30分程。
高台だし、足場がしっかりしているので気持ち良いハイキングでした。
夕方にキャンプ場に帰着。

キャンプ場から歩いて5分のところに日帰り温泉、夕陽台の湯があります。
暖まった後は、夕食の準備。
知床でBBQと焚き火やるのって夢だったんです。
キャンプ場は野営場という通り、余計な明かりもなくシンプルな自然の中。
野性の鹿さんが普通に、その辺うろついているし。
知床でキャンプしてるんだって感じさせてくれる、本当に良い雰囲気。
負けおしみじゃなくて、高級ホテルより僕はこっちだなー。
明日は早朝から知床クルーズ。
ぐっすり寝るとしましょう。
翌日、ザーっという嫌な音で目が覚める。
とうとう降られちゃいました。
ま、しょうがない。かったるい雨撤収を終え、クルーズ会社へ。
出航するか不安でしたが、出ますとのこと。
ただし、海の状態もあまり良くないので、天候次第では途中帰港もありえるとの説明。
そーなったらそれは仕方ない。
ちょうど雨も止んできたし、行けるとこまで行ってみましょう。

今回、お世話になったのは
知床観光船クルーザー ドルフィン。
知床半島クルーズは、ここのように50人乗り位の小型クルーザーと数百人が乗れる大型船があります。
小型船の良いところは何といっても、岸壁そばまで接近出来ること。
さらに二階はオープンデッキになっているので、開放感が違います。
反対に短所は揺れやすくなるため船酔いしやすい、料金が高いということでしょう。
私達にとっては生涯一度かもしれない知床観光。
迷うことなく、小型クルーザーを選びましたよ。
夏のシーズンは事前予約が必須です。

朝のうちに酔い止めを飲んで出航。
何とか雨も小康状態です。
さすがの小型船、荒々しい岸壁ギリギリに沿ってのクルーズは圧倒されます。
昨日歩いたカムイワッカ湯の滝も見える。
快晴ならもちろん良いんだろうけど、この薄暗い陽気だと不気味な迫力があり、これはこれでアリかな。
船はルシャ湾へ。
ここはヒグマがよく見られる所ですのアナウンスに、皆必死に熊探し。
しかし、どの浜辺を見ても熊さんは皆無。
何とか一匹くらい会えないかな、と思っていたのですが、ここで大雨に。
すみませんがこれで戻ります、の無念のアナウンス。
こればかりは、自然が相手だからどうにも出来ません。
またいつか知床に来訪する理由ができたと、前向きにとらえることにします。
30分程早い帰港になりましたが、ちゃんと差額代の返金もありました。
帰って来た直後に晴れ出してきた。
何だよ チキショー(T_T)
でも、昨日今日と充分に知床を堪能できました。
次は網走での連泊に続きます。
Posted by AKIE at 00:18│Comments(2)
│知床野営場
この記事へのコメント
おはようございます。
カムイワッカ湯の滝は、滝つぼの温泉に浸かれましたか?(^^)
今はそこまで行けないのかな?
クルーズ船、イイですね!
お天気が良かったら最高だったでしょうねぇー!
次回は、羅臼側から行ってみて下さいよ!
クジラ、イルカ、目の前に国後島・・・・最高ですよ!
知床観光・・・・久しぶりに行きたくなりました!☆
カムイワッカ湯の滝は、滝つぼの温泉に浸かれましたか?(^^)
今はそこまで行けないのかな?
クルーズ船、イイですね!
お天気が良かったら最高だったでしょうねぇー!
次回は、羅臼側から行ってみて下さいよ!
クジラ、イルカ、目の前に国後島・・・・最高ですよ!
知床観光・・・・久しぶりに行きたくなりました!☆
Posted by TORI PAPA
at 2018年10月05日 05:21

TORIPAPAさん
こんばんはです。
滝壺はあったんですけど、この日は曇り空で気温が少し低めだったので、諦めたんです。
ここで浸かったら良い記念になりますよね。
でも擦り傷が結構あったから、この酸性の湯では目茶苦茶しみそう(^^;
羅臼のクルーズも凄い行きたかったんです。
時間がなかったから、これも諦めたんですが、やっぱり素晴らしいんですね。
やっぱり知床はもう一回行かないとです。
こんばんはです。
滝壺はあったんですけど、この日は曇り空で気温が少し低めだったので、諦めたんです。
ここで浸かったら良い記念になりますよね。
でも擦り傷が結構あったから、この酸性の湯では目茶苦茶しみそう(^^;
羅臼のクルーズも凄い行きたかったんです。
時間がなかったから、これも諦めたんですが、やっぱり素晴らしいんですね。
やっぱり知床はもう一回行かないとです。
Posted by AKIE
at 2018年10月05日 23:02

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